「長門有希ちゃんの消失」~(17) 舞台探訪: 神戸・旧グッゲンハイム邸
「長門有希ちゃんの消失」(2015年4月より放送)の舞台を場所別に紹介します。ここでは、第15話に登場した海岸近くの鶴屋さんの別荘のモデルと推定される、「旧グッゲンハイム邸」(神戸市垂水区塩屋町)を紹介したいと思います。なお、本邸宅の内装については普段は一般公開されていませんが、月に一度のみ第三木曜日に見学会が開催されています(後述の公式サイトの見学会の情報を参照)。今回、2015年7月16日(木)の見学会を機に、暖炉の部屋を見学する機会に恵まれましたので併せて紹介します。【作成 2015/7/16、随時更新】(撮影 2015/7/14, 7/16)
(1) 旧グッゲンハイム邸(外観)
(撮影 2015/7/16)【第15話】
(撮影 2015/7/14)【第15話】
※ 明治~大正期を特徴付ける印象的な異人館です。
(撮影 2015/7/14)【第15話】
※ 実際の入口付近は、山陽電車の線路と踏切がすぐ目の前にあり、さらに国道2号とJR神戸線が並行しています。背後には大阪湾一帯を眺めることができますが、JRの複々線が海岸付近まで接しており、泳ぎに適した海岸ではありません。実際にここから海水浴へ行くには、須磨の海岸まで出向く必要があります。
(撮影 2015/7/16)【第15話】
神戸市垂水区の塩屋に所在する旧グッゲンハイム邸は、神戸に数多く立地する異人館の一つであり、1909年にドイツ人貿易商のグッゲンハイムの居住地として建てられました(設計者はアレクサンダー・ネルソン・ハンセルと推定されています)。神戸特有の海岸に迫る山々と斜面に立地し、まさに鶴屋さんの別荘と言っていいほどの立派な外観です。本邸宅の場所は、JR神戸線の塩屋駅(普通のみ停車)もしくは山陽電車の山陽塩屋駅の北側入口前の通路を東(須磨・三宮・大阪方面)へ向かって約200メートルほど歩き、国道2号線沿いの山陽電車の踏切を山側へ渡るとすぐ目の前にあります。
(2) 邸宅の内部(1階西側のピアノのある部屋)
※ 長門とハルヒたちは1階西側のピアノのある部屋で夕食を食べたと思われます。
※ 洋館らしく、大きな暖炉です。
(撮影 2015/7/16)【第15話】
本邸宅の内部は、月に一度の第三木曜日に見学会が開催されています。後述の公式サイトに見学会の情報が逐次掲載されておりますので、事前に調べておくことを推奨します。長門とハルヒ達が夕食のカレーを食した部屋は、1階西側のピアノのある部屋に該当します。
(撮影 2015/7/14)
ちなみに、2015年7~9月までの旧グッゲンハイム邸見学会は、上記日程で掲載されていました。
【参考資料1】公式サイト「長門有希ちゃんの消失」 http://www.yukichan-anime.com/index.html
【参考資料2】旧グッゲンハイム邸の公式サイト
(※)当ブログでは比較目的のため、著作物の引用を行なっています。これらの著作権は谷川流・いとうのいぢ・ぷよ/KADOKAWA 角川書店/北高文芸部に帰属します。